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BRUTUS 2010年 5/15号を読みました。
“家具が育てる部屋”ということで、
家具を基点とする居住空間について特集されていました。


その中で私が一番気になった写真は、P.26右下のものです。
製粉業をしている森田大剛氏の住居の廊下の一角が写されています。
その廊下は庭に面していて、
片方がガラス窓に、もう片方が壁になっています。
そして壁を背に、窓に向くようにイスが2脚設置されており、
その間にはテーブル、更に床にはマットが敷いてあります。
また、廊下の突き当りの壁にはインパクトのある
大きな油絵が掛けられています。


この写真を見て、私は一昨年の夏に泊まった
「旅館大忠別邸 山風木」を思い出しました。
宮城県遠刈田温泉にある旅館なのですが、
とても素敵な雰囲気の場所でした。
館内は全て畳張りになっていたり、障子があったりしていますが、
だからといって和のイメージが強いかというとそのようなこともなく、
バタフライスツールやバルセロナチェアがとてもよくなじんでおり、
非常にお洒落で落ち着きのある空間でした。
そしてこの「山風木」にも上で紹介したような空間があり、
館内には従業員の方や他のお客様がいらっしゃったにも関わらず、
その場所があまりにも気に入り、
ただひたすらボーっと座っていたことを思い出しました。
廊下をただ単に通行場所とするだけでなく、
そこで一休みする空間を作るだけで、
時間の流れや楽しみ方は大きく変わるのかな、と思いました。




●旅館大忠別邸 森の京風オーベルジュ山風木
http://www.bettei-yamabuki.com/facilites.html



「旅館大忠」も非常に素晴らしかったですし、
両方ともお食事もとてもおいしかったので、
ぜひまた行きたいです^^
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