2010-01-01から1年間の記事一覧

084

前回から完全に思考が止まっていました。 もう何を作りたいのか、何を作ればいいのか混乱してしまい 思うように作業が進みませんでした。 家の庭で祖父と祖母が育てている大根の葉っぱで紙を作ってみましたが、 これでは「紙」であることがいまいち分かりま…

083

いざモノに落とし込むとなると、『植物』自体の魅力を活かすには どうしたらいいのかなかなか見えてきません。 とりあえず手を動かそう!形を作ろう!ということで、 風船に銀杏で作った紙を貼りつけてみました。 なかなか良い感じです。 紙で加工をしている…

082

紙の制作方法が固まりつつあるので、 そろそろ最終的なかたちを本気で考えていかなければなりません。 これまで私は、そのままの形の植物を 重ね合って紙状のシートを作ることにこだわってきましたが、 下の写真のように、花びらや葉っぱ一枚のものも なかな…

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『ちょっと小粋な香り屋さん』(http://www.k-u.co.jp/)の 勝田さんから頂いたエッセンスウォーターを使って、 紙に香りを付ける実験をしました。 香りにムラを出さないために、 直接紙にスプレーのように吹きつけるのではなく、 制作段階で、使用する糊に…

080

紙の制作に使用する材料がやっと決まりつつあるので、 ここで一度それらの値段などをまとめておきます。 - 【道具】 ●ボウル ●泡だて器 ●刷毛 ●洗濯バサミ(紙を干す際に使用) ●アイロン ●アイロン台 ●ピンセット ●ハサミ ●カッター ●カッターマット ●定規 …

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紙の制作に使用している糊を比較しました。 ※それぞれ、以下の手順で制作しました。※ 左上:原液のまま使用 右上:原液:水=2:1 左下:原液:水=1:1 右下:原液:水=1:2 ●ボンド ・紙の透け具合は4種類の中でトップ ・テカりがとても目立つ ・少しでも汗ばん…

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ちまちま作っていた紙のまとめです。 模様を作るって、とても難しいです...。 - (※それぞれ、左:机に置いたもの/右:光に透かしたもの、です) ●バラ、スプレーバラの花びら (それぞれ、薄いピンク色、ピンク色、紫色、赤紫色単色のものを使用) ●バラ、…

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そしてTDW2010 3日目です。 - ●オランダのアート&デザイン新言語@東京都現代美術館 ―http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/119/さすがDroogDesignのあるオランダならではという感じでした。 「驚きとユーモアのなかにイマジネーションが自然と拡大され…

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続いてTDW2010 2日目です。 - ●HIRAMEKI Design×Finland@Living Design Center OZONE ―http://www.ozone.co.jp/event_seminar/event/detail/1003.html最新のフィンランドデザインが、3つのフロアに展示されていました。 素材の使い方がとても印象に残りまし…

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11月1〜3日に、TOKYO DESIGNERS WEEK 2010へ行ってきました。 まず、1日目のメモです。 - ●くらしと環境のデザイン展@明治神宮外苑 ―http://www.tdwa.com/tdw2010/「くらし」と「環境」がデザインということで、 やはり緑や自然に関するものが多かったり、 …

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そして今日は午後から、大学で開催された、 株式会社竹尾による紙の勉強会に参加しました。 見本帖本店へ何度か足を運んだり、ペーパーショウを拝見したりと、 ぜひ一度お話を伺いたいと思っていたので、絶好の機会でした。 内容は、プロからしてみれば本当…

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今日はとても盛りだくさんな一日だったので、 エントリーを2回に分けて書くことにします。 - 仙台市宮城野区原町で『ちょっと小粋な香り屋さん』という 香りの専門店を営んでいらっしゃる、 勝田さんという方に、香りに関するお話を伺ってきました。 (※オン…

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現在、典具帖とでんぷんのりを使って紙を制作しています。 最近までは、ずっとでんぷんのりではなくボンドを使用していたのですが、 少しでも汗ばんだ手などで触ってしまうと、 ぺとぺとと手に貼りつく感覚があるとご指摘を受けました。 これでは、湿気が多…

071

植物を素材として扱い作品を制作している、 アンディ・ゴールズワージーという方を教えていただきました。 ゴールズワージー氏は、1956年イギリス・チェシャー生まれで、 スコットランド在住の芸術家であり写真家です。 石や枝、土など自然に存在しているも…

070

バタバタと過ごしていたら、前回の更新から あっという間に9日も経ってしまいました... 気持ちを切り替えて、コツコツ研究に取り組んでいきたいと思います。 - 前回、「とっておきたくなる紙」と「使いたくなる紙」は それぞれどういうものか、という記事を…

069

10月9日(土)、10日(日)に、 宮城大学 大和キャンパスで大学祭が開催されました。 私達伊藤真市研究室では、4年生が現在行なっている研究や 過去に卒業された先輩の作品の展示を行ないました。 その中で、私もここぞとばかりに紙や名刺を置いてみました。…

068

ゴーゴーミッフィー展 2010年9月11日(土)〜10月11日(月) @そごう美術館(〒220-8510 横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6F) 『誕生55周年を迎えるミッフィー。生みの親のディック・ブルーナさんは、 ミッフィーの絵本を30作以上描き、 常に新しいスタイル…

067

「とっておきたくなる紙」と「使いたくなる紙」の違いについて 相変わらず自分の中で答えがまとまりません。 ちなみに、私自身は以下の紙にとても魅力を感じています。 ●グラシン グラシン紙は、お菓子作りなどで使用するクッキングシートと似ていて、 表面…

066

私は今、配置などはあまり考えず、 花びらや葉っぱをただ単に散らしたものを使用して紙を作っています。 それはそれで、自然な雰囲気があってもちろん綺麗なのですが、 今ひとつ物足りなく感じています。 そこで、植物で何か模様を描いてみようかなあと考え…

065

064の続きです。 とても画像のサイズが大きく、枚数も多いので心してご覧ください...

064

これまでは、紙とはどういうものかなど、 とにかく紙と向き合ってきました。 ですが、人と紙との関係についてもっとよく知らなければ、 本当に使いたいと思わせることができるような 紙を作ることができないのではないかと思いました。 そこで、「紙に対する…

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id:uakiraさんの『公団ゴシックの退化と新しい標識書体について』 (http://d.hatena.ne.jp/uakira/20100927) というエントリーを拝見し、そこで紹介されていた本に とても興味が湧いたので、早速読んでみました。 山根一眞氏の『変体少女文字の研究 ―文字…

062

制作している紙がどのようなものに使えそうか 思いつくまま描いていきました。 (図のピンク色の部分に、紙を使うことを想定しています。) - - 最後のほうは、ただ思いついたことを描いただけなので 私の作った紙のことからとても離れています...。 単純に…

061

以前、普段の生活の中にあるものを 必然的に光を通すもの、偶然光を通すものの2つに グループ分けをしてみました。 その中の、偶然光をとおすものとして、「うちわ」を挙げましたが、 こんな一風変わった「うちわ」を教えていただきました。 これは、「水う…

060

これまではティッシュペーパーを使って紙を作ってきたのですが、 そろそろもっと大きな紙を作りたいと思い、 アドバイスを参考にして、和紙を購入しました。 今回購入したのは、典具帖という紙です。 【典具帖・天具帖(てんぐじょう)】 楮の優良な繊維で製…

059

荒井良二の山形じゃあにぃ 2010 2010年9月16日(木)〜10月31日(日) @山形まなび館(〒990-0043 山形市本町1-5-19) 『今年4月に刊行された絵とドローイングの作品集 『meta めた』(フォイル)で、荒井はそのタイトルの示す通り、 絵本作家として定着した自…

058

調子に乗って作ってみました。 私はピアスを開けていないのでイヤリングです。 左はバラの花びら1枚をそのままの形で加工したもの、 右は菊の花びらを散らして加工したものを使いました。 左のイヤリングは完全に自分の趣味で作りましたが、 右は、光に透か…

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「光を通す」ということについて考えました。 - 1.光にはどのようなものがあるか ※ここでは普段の生活の中で一般的に感じることのできる可視光線についてのみ考えます。 ○自然光 (ex.太陽、月、星、発光する生物...) ○人工光 (ex.白熱灯、蛍光灯、LED、…

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相変わらず試行錯誤を続けています。 前回まででも、自分としてはかなり良い出来でした。 制作した日から花びらの変色等の劣化は見られません。 ですが、写真では伝わりにくいのですが、使用している材料の関係で、 紙の表面がテカテカ光ってしまったり、気…

055

押し花アーティストである杉野宣雄さんと、田中敬三さんからの アドバイスを参考にし、新たな植物紙の制作に取り組んでいます。 これまでと大きく異なる点は、 “紙”を使用して“紙”を作っているというところです。 (左:カーネーション(クリーム色、ピンク…