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そして今日は午後から、大学で開催された、
株式会社竹尾による紙の勉強会に参加しました。
見本帖本店へ何度か足を運んだり、ペーパーショウを拝見したりと、
ぜひ一度お話を伺いたいと思っていたので、絶好の機会でした。


内容は、プロからしてみれば本当に
基礎の中の基礎というものばかりなのだと思いますが、
T目とY目の違いや、厚さの比較の仕方など
これまで疑問に思っていた紙のことを
スッキリと解決することができて良かったです。
また、卒業研究に取り組むにあたって、
いくつか紙に関する本を読んでいたので、
「これはそういうことだったのか!」などと、
より深く紙について学ぶことができたような気がします。
例えば、今制作している紙を作るにあたって、
薄さや透明度は高いのに、なぜトレーシングペーパーを使わないのか
ということに対しても、自分の中ではただなんとなく判断していましたが、
確かに、非常に細かい繊維同士が密着してしまうと、
紙自体に空気の入る隙間を無くなるので、水すらも入ることができません。
なので、糊や水分を含ませることには向かないので、
私の作りたい紙の制作には適していないということなのです。


また、最後に土岐先生から、
「紙は自分を気持ちや考えを相手に伝えるためのものであり、
 その紙の質感や色形よって、メタメッセージをも伝えることができる」

というお話がありました。なるほど。
気持ち等を伝える、というと紙に書く(描く)ことを想像していましたが、
確かに包装も、気持ちを伝えるために行なう行為には違いありませんよね。
『自分の気持ちを相手にもっと伝えるためのツールとしての紙』
という考え方は、なんだか奥が深そうです。





紙をどんな形にして使うかだけじゃなくて、
それを使うシチュエーションについても
考えていかなきゃなあ...

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