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11月1〜3日に、TOKYO DESIGNERS WEEK 2010へ行ってきました。
まず、1日目のメモです。

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くらしと環境のデザイン展明治神宮外苑
http://www.tdwa.com/tdw2010/

「くらし」と「環境」がデザインということで、
やはり緑や自然に関するものが多かったり、
これまでも、より自分に近い大きさや存在のものが
多く展示されているように思いました。


その中でも最も印象に残ったのが、
85inc.さんの手漉き紙です。
フィリピンで採られているバナナやパイナップルの
葉や幹などから取り出された繊維を使用しているのだそうです。
(参照:http://www.85inc.jp/works/product/ppp/
手漉きと言っても、ただ平らに漉くだけではなく、
パルプ液をチューブで絞り出すという方法もとられていました。

 

なので、左の写真のように、網目状のものや
たくさんの円が重なったものなど、幅広い模様の紙がありました。
また、パルプが絞り出された状態で乾燥しているので、
繊維の流れがはっきりと見られます。
「紙」という素材になる前の「パルプ」を素材として扱うことで、
「紙」だけでは気がつくことのできなかった用途や
可能性を見つけることができそうです。

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WITHOUT THOUGHT VOL.11 CONTAINER@GYRE
http://gyre-omotesando.com/news/eye_of_gyre.html

深澤直人氏がディレクターを務めるエキシビジョンで、
今回は「CONTAINER/容器」というテーマに基づき、
若手デザイナーがそれぞれ作品を発表するというものです。


「?」が「!」へと、カチッとはまるプロダクトばかりでした。
パッと見ただけでは意味を理解することがなかなかできなくても、
ふとそれに気がついたときの気持ちよさがたまりません。
もちろん、見ただけで用途や使い方が分からなければ
プロダクトとしてはあまり良くないのかもしれません。
ですが、こんなふうに一周して「なるほど!」と
思わせることのできるプロダクトも、やはりとても魅力的です。

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the new market@五反田 味ビル 2,3,4F
http://design-coop.jp/

今年から新たに開催された、セルフプロダクションとして活動する
クリエイターが中心となって立ち上げた、デザインエキシビジョンです。
クリエイターの方と実際にお話したり、作品を購入することができたりと、
作り手と使い手の距離がとても近いイベントでした。


特に気になった作品は、クリエイティブオフィスfiftのアクセサリーです。
ピアスとペンダントがあり、どちらもトップがクリップになっています。
「使い手が参加するというコミュニケーションを形にしたもの」だそうで、
道端に生えている植物や紙きれなど、
自分の好きなものを何でもアクセサリーとして使うことができます。
私は、儚い存在である植物を、ずっと自分の手元に置いておきたいと思い、
「植物紙」の制作を始めました。
ですが、植物に手を加えずに自分の近くに置いておくという
こんなにシンプルな方法もあるのかと、非常に印象に残りました。





2日目に続きます!

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