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私は今、配置などはあまり考えず、
花びらや葉っぱをただ単に散らしたものを使用して紙を作っています。
それはそれで、自然な雰囲気があってもちろん綺麗なのですが、
今ひとつ物足りなく感じています。
そこで、植物で何か模様を描いてみようかなあと考え、
千代紙や文様、テキスタイルの本をいくつか読んでみました。


     


    


アフリカは、それ自体が主役となるような、
ひとつひとつの図柄が大きいものが多く、
ヨーロッパは華奢で繊細なイメージで、植物系の柄が多く見受けられ、
エスニック系は線がしっかりと描かれ、色の明暗がはっきりとしており、
日本の千代紙は、絵を描くというよりも色をのせている、
というようにそれぞれ感じました。


ペイズリー柄などのように、小さな模様が集まって作られている図柄を、
細かい花びらで丁寧に作っていったら綺麗だろうなあと思いました。

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また、「とっておきたくなる紙」、「使いたくなる紙」とは
どのようなものかについて考えています。


●「とっておきたい」と思うのはなぜか?
→使うのがもったいないから 捨てるのがもったいないから
 特別感があるから 大切にしたいから 
 そのままで充分綺麗だから 使い方が思いつかないから...


●「使いたい」と思うのはなぜか?
→想像力が掻き立てられるから わくわくするから
 使うための何かがあるから(ex.切り取り線、折り目など)...
(※「使う」は「作る」に限らない)


それぞれ上のような理由があると思います。
つまり、
「とっておきたい紙」=「それだけでもう完成している紙」
「使いたい紙」=「手を加えたり、用いることで完成する紙」
ということなのかなあと思いました。
ですが、「とっておきたい」と「使いたい」は人それぞれ違いますよね。
私は綺麗だから「とっておきたい」と思っていた和紙を
祖母は「使いたい」と考えて、着物の帯に作りかえていたことがありました。
「とっておきたい」と「使いたい」にはどのような違いがあって、
どうしたら「使いたい」と思ってもらえるものを作ることができるんだろう。
とにかく色々な紙のサンプルを集めて比べてみようと思います。






考えれば考えるほど混乱します(゜゜;)
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