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紙の制作に使用している糊を比較しました。
※それぞれ、以下の手順で制作しました。※
左上:原液のまま使用 右上:原液:水=2:1
左下:原液:水=1:1 右下:原液:水=1:2
●ボンド
・紙の透け具合は4種類の中でトップ
・テカりがとても目立つ
・少しでも汗ばんだ手で触ると、ペタペタと指先にくっつく感触がある
・ツンとしたキツい匂いがある
・「紙」というよりも、プラスチック的な手触りに
●でんぷんのり
・のり:水=1:2のものは、感触が他の4種類と異なる
(強さを持つというか、厚みが増すというか...)
・ボンドと比べると、プラスチックっぽさはほとんどない
・若干ツンとした匂いがある
●こんにゃくのり
・4種類の中で最もマイルド(?)な感触
・若干菊の葉の色が抜けてきてしまった
・紙の透明感はほとんどない
・のりそのものの匂いよりも、使用している植物の香りを強く感じる
●市松糊
・4種類の中で最もカサカサとした軽い感触
・こんにゃくのり同様、糊自体の匂いはほとんどない
・紙の透明感はあまりない
⇒市松糊(原液)を塗って乾燥させた上から、
こんにゃくのり(原液)を塗るという方法が最も適しているのでは?
また、こんにゃくのりの耐水性について、別に実験を行なってみましたが、
やはり自然のものだけでは力が弱いのか、
あまりその効果を実感することができませんでした。
(塗りが甘かったのかもしれませんが...)
ただ、そのままの状態の典具帖紙に塗ってみたところ、
何もしないものよりもテカりと強度が増しました。
強度と手触りの良さを上手く活かしていきたいところです。
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落ち葉をたくさん拾ったので、新しい紙を作るのがとても楽しみです。
早く香りの実験もしてみなければ...!