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「pen 6/15 Q&Aで学ぶ、デザインの教科書」を読みました。

その中で私は、次のような言葉が心に残りました。

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“知性あるものの仕事とは、果てしない否定である。”
“イタリアの名物に、チーズと生ハムがある。
 しかし、誰が斬新なチーズや
 斬新な生ハムを必要としているだろうか。
 それらは何百年もかけて少しずつ改良されてきた。
 本当のクオリティとは、そういうものだ”
―エンツォ・マーリ氏


以前読んだ、楽天株式会社創業者
三木谷浩史氏の著書「成功のコンセプト」の中にも、
これと似たような文章が書かれており、その中で氏は、
“改善や改良とは、ある目標がなければ、意味を成さない”
とも述べられていました。
確かに、ただ単純に
「このペットボトルをもっといいものにしたい!」と考えただけでは、
方向性がはっきりとしておらず、
結局良いデザインに結び付かないのではないかと思います。
例えば、「もっとにぎりやすい形にしたい」
「もっとつぶしやすくしたい」と、
明確な目標を定めれば、そのためにはどうしたらいいのか、
行動に移しやすくなります。


現在私は、大学の演習授業で先生のアシスタントをしています。
授業ではWEBサイトのデザインを行っているのですが、
これまではアドバイスをすることに自信がありませんでした。
ですが、これからはただ上から物を言うのではなく、
学生がどのようなことを考え、
どのようなモノを作りたいのかということを引き出し、
それを実際に形にできるように、
そのゴール設定の手助けをしていけばいいのだな、と思いました。

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“アイデアの善し悪しは、作らずには判断できない。
 迷ったら答えを予測しようとせず、とにかく作れ”
深澤直人


“素材を知らなければモノは作れない”
―リー・エデルコート氏


最近は、卒業制作でいったい自分がなにをしたいのかわからなくなり、
全く前に進むことができていませんでした。
でも、確かに私はいつも頭で考えて勉強して吸収するというよりも、
ひらめいたらすぐ作る!やりたいと思ったらすぐやる!というように、
とにかく行動することで次につなげてきたような気がします。
それに、私は「紙」という素材に大変興味があるのですが、
紙とはなにか、いつからどうやって作られてきたのか
ということを一生懸命勉強するだけでなく、
素材を扱うのであれば、それを手で触って
形を作って自分のものにしていくことも、
素材を深く知る助けになるのではないかな、と思いました。

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