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今更ですが、TDW2011関連の感想です。
(不快になりたくない方は読まないでください。)


神宮外苑でのExhibitionもDESIGN TIDEも、正直年々感動が薄れてきています。
それは自分に問題があるのか、出展作品に問題があるのかは分かりませんが、
昔はもっと、展示を見た後はものづくりをしたいという
ワクワクした気持ちでいっぱいになっていた気がします。
今年は正反対で、とてもモヤッとしたし、行ってよかった!とは思えませんでした。


学生制作もツメが甘い、作りが汚ないものであったり、
テント内展示も、モノを作ることに集中しすぎたのか
コンセプトが全く伝わってこないものが多くあったように思います。
全体のテーマは「LOVE」というコンセプトを定めにくいものだったからなのかもしれませんが、
可愛かったりかっこ良かったりと、見た目を美しくすることが
デザインだと思っているような作品ばかりだなと感じました。
友人も言っていたのですが、DESIGN TIDEは本当に「TOKYO KAWAII TIDE」だなと。
デザインとはどういうものだと思っているのか聞いてみたい作品が多くありました。


最近は何となく、「デザイン=かっこいい」という図式ができているように思います。
もしくは、「デザインしてる俺かっこいい」と思っているような人が増えているような気が。
そういうこともあり、デザインという言葉を口に出すことに少し抵抗を持つようになりました。
デザインデザイン言われすぎていて気持ち悪いです。
建築でもインテリアでもプロダクトでもグラフィックでも、
全て同じように「デザイン」という言葉が使われているせいなのでしょうか。
ただ単に「デザイン」と言うのではなく、
「○○デザイン」と、何のデザインなのかをはっきりさせて言葉にするようにすれば、
少しはこの気持ち悪さは治まるのかもしれません...。