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研究テーマがなんとなく見えてきたところで、
「花を使って紙を作りたい!」と思い、
干し花(花のり)作りに挑戦しました。
(名前は勝手につけました...)

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使ったものは以下のとおりです。


【材料】
・花
・お湯(花びらをゆでるため、蒸すためにそれぞれ使用)
・酢(色が抜けるのを防ぐために使用)
重曹(酢と比べるために使用)


  

今回は実験として、スーパーなどで売られている食用菊と、
それと対比させるためにバラの花を使用しました。
(菊の花びらは薄く細長い形をしており、
バラは大ぶりで厚みのある花びらでした)



【道具】
・鍋(ゆでる用と蒸す用)
・蒸し器
・網(花びらを乾かすために使用)
ティッシュペーパー

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また、作り方は3パターンの方法を試してみました。
(あくまで実験として行ったものなので、
これが完璧な作り方というわけではありません)



1.10秒ゆでる→1分蒸す
(それぞれ、酢もしくは重曹を入れたお湯を使う)

お湯1リットルに対して、酢または重曹をそれぞれ大さじ1程度入れました。
よく沸騰しているお湯の中に、花びらをサッとくぐらせたらすぐに水に上げ、
水分を取って蒸し器の網の上に薄く広げました。
そして、その後1分蒸し、水分が完全に抜けるまで1日以上乾かします。




初めは菊ので挑戦してみたのですが、花びらをゆでて水に上げる時点で、
あみじゃくしに花びらがくっついてしまったりするなど、
いきなり壁にぶつかりました。




また、ゆでてしまうと1枚1枚の花びらが広がりにくくなってしまい、
花びらとしての美しさが全く見られないものとなりました。
バラの花びらは菊に比べてしっかりしていて大きさもあるので、
手で1枚1枚広げなおすこともできましたが、
それでもフチの部分がチリチリとめくれてしまい、
あまり上手くいきませんでした。



2.2分蒸す(それぞれ、酢もしくは重曹を入れたお湯を使う)

1.の方法とは異なり、
初めから蒸し器の網の上に花びらを薄く広げて置き、
その後の流れは1.と同じです。




花びらをむしり、蒸すのに使う器へ直接乗せました。




ゆでたものとは大きく異なり、
花びら1枚1枚がしっかりと形のまま残りました。




ただ、バラの場合は、花びらがあまりしんなりとしなかったためか、
触れるとすぐに花びら同士が離れてしまう状態でした。



3.電子レンジで1分蒸す(普通の水道水を使う)

ティッシュを4枚程度重ねて水で湿らせます。
そしてその上に花びらを薄く広げ、
更にその上に水で湿らせたティッシュを置き、
電子レンジで約1分加熱しました。
加熱し終わったら、1.と同様に乾燥させます。




たまたまキッチンペーパーが切れてしまったので、
今回はティッシュで代用しました...
花びらをキッチンペーパーでサンドしたのは、
しっかりと蒸した状態にしたいと思ったからと、
そのほうがより花びら同士が密着するかなあと考えたからです。




花びらの量が足りなかったのか、
1枚1枚が分離した状態になってしまいました。
更に、水分があまり浸透しておらず、
湿っているというよりも乾燥している状態に近かったです。

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また、干し菊の作り方について調べたところ、
ほとんどに、色が抜けるのを防ぐために
酢を使用したほうがよいと書かれていました。
そこで、酢=酸性ということで、アルカリ性重曹だったらどうなるか
とても気になったので試してみました。
その結果、重曹を使ったところ、
思った以上に色が抜けてとても驚きました。

上の写真は、菊の花びらをゆでた後のお湯です。
この写真では分かりにくいですが、
黄色に近い黄緑色のお湯になっています。
重曹は山菜等のアク抜きに使うと言いますし、
色を守る力はないのでしょうか。


いつのまにか記事の量が多くなりすぎてしまったので、
次の記事で、完成した干し花について書きますね^^;
もう少しだけ、干し花作り奮闘記にお付き合いください^^!笑



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