044

花をそのままの状態で保存させる方法として、
これまでは


・押し花
・干し花(菊のり)
ドライフラワー
プリザーブドフラワー
・ポプリ


といったものを参考にしてきました。
ですがここでちょっと視野を広げようと思い、
花だけでなく、植物全般の保存方法について考えることにしました。

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前回の記事で、野菜で創られた食器を紹介しました。
(042:http://d.hatena.ne.jp/shiiiiiino/20100715/1279205073
これを参考にし、同じように野菜や花をそのままの形のまま
シート状にするためにはどうしたらいいか、試行錯誤しています。
前回は、人参、キュウリ、パプリカ(赤)、
ナス、キウイ、菊、で試してみました。
まず失敗だったのが、自宅にスライサーが無く、
全て包丁で薄切りにしなければならなかったということです。
キュウリ、ナス、キウイは比較的切りやすかったのですが、
人参は固すぎて切りにくく、パプリカは中が空洞になっているため、
元の形を保ちながら切ることが難しく、
結局ただの細切りになってしまいました。
また、今回はこれまでとは異なり、ドライフルーツの作り方を参考にし、
オーブンで野菜などを乾燥させるという方法も使ってみました。
そして、それぞれの結果は以下の通りです。


○キュウリ
―水分が多すぎるためか、非常に縮んでしまった。
 また、薄く切りすぎたのか、ほとんど紙と同じ厚さになってしまい、
 金網からはがすことができなかった。


○ナス
―アク抜きが足りなかったせいか茶色く変色した。
 一度蒸してから乾燥させたところ、
 中の白色部分が完全にふやけておりカビが生えてしまった。


○パプリカ
―厚く切ってしまったため、そもそもうまくシート状に並ばなかった。
 粘着力をつけるために水溶き片栗粉を付けてから蒸したが、
 それが逆効果で膜となってしまい、一向に乾燥する気配がない。



○菊
―オーブンで乾燥させたのみのものは、
 パサパサになってしまい、シート状にはならなかった。
⇒つまり、一度水分を多く含ませるなどしたほうが、
 花びら同士がくっつきやすい?


○人参
―乾いていくと徐々に端のほうがフリルのように縮んでしまった。
⇒ということで、茶こしを使い、
 上下両方から抑えながら乾燥させるという方法を現在試しています。
 (ついでに、器のような形になるかどうかという実験も行っています)


 
(なかなか薄く切れなかったので、完璧に乾燥するまでにどれくらいかかるのでしょうか...)


○キウイ
―オーブンのみで作ったものは若干しっとりとしており(左)、
 蒸してから乾燥させたものは、水分が抜けて非常に薄くなった(右)。



なかなかうまくいったのはキウイかなあと思います。
あとは、水分を多く含んでいるものほど、
逆に水分が抜けやすく、早く乾燥しやすいのかなあと。
また、粘着させるために水溶き片栗粉を使用したのですが、
これはもしかしたら、蒸す際に全体にかけるのではなく、
蒸しあがったところにかけ回すほうがいいのかもしれません。
あまりに熱を加えすぎると、片栗粉が固まってしまい、
プルプルとした塊が野菜に付着してしまうので。
うーん。やっぱり思ったような形にするのは難しいですね!
今はとりあえず、茶こしを使った人参(?)が
乾燥したらどうなるのか、それがとても楽しみです。



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