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テレビを見ていると、被災地では徐々に
生活必需品以外のものの需要がでてきているようでした。
その中で、ある店舗ではそれまで扱っていなかった
花束を販売し始めたところ、「明るい気持ちになる」と
思っていた以上に多くの人々が購入していったそうです。
その光景を目にして、改めて植物の生き生きとした姿や
色鮮やかな美しさが人々の心に与える影響の大きさを改めて感じました。
それと同時に、私の「千彩」も、もしかしたら
役に立つことができるのかもしれないと思い、
「千彩」を使った「レターセット」案を考えました。

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(※どちらも封筒にはトレーシングペーパーを使用しています。)


《1.「千彩」を便箋(カード?)として用いる》



「千彩」に直接文字等を書き込むのではなく、
他に書いた便箋の目隠しとして使用するのもいいかもしれません。
(「千彩」にペンや鉛筆で文字を書くことは可能です。)



封筒に入っていると、トレーシングペーパーで包まれている状態なので、
花びら一枚一枚がはっきりとは見えませんが、
ぼかしがかかっていてこれもまた綺麗だなと思います。
光に透かすと尚美しいのがこの方法の一番のメリットです。



《2.花びらをおまけのように入れる》



紙でコーティングした植物を、便箋と一緒に封筒に入れてみました。
もちろん、花びら一枚一枚に文字等を書くことも可能です。



今回は上の写真の植物を入れました。
1.に比べて地味に感じるかもしれませんが、
封筒の中からヒラヒラと花びらが出てきたらきっと素敵です。

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「千彩」の使い方としてあまりに単純な気もしますが、
人の言葉と一緒に、見えない気持ちを届けるためには
シンプルな方法が一番良いのかなと思います。
被災地へ手紙を送りたい、という方にぜひ使っていただきたいです。