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「紙で包む」というと、プレゼントの包装紙だとか、
割れものを守るための新聞紙だとか、はたまた魚の紙包み焼きなどと、
とても幅広い事柄を思い浮かべることができます。
その中でも私が最も惹かれるものが“折形”です。
“折形”とは、「日本の礼儀作法の1つで、
贈答品を包む紙の折り方に関する礼儀作法」なのだそうです。
Wikipedia参照)
ただ単に「紙で包む」のではなく、
贈る相手(の地位・身分)や贈るものによって包み方が決まっています。
更に、状況によっても折り方を変えるようなので、
数え切れないほどの種類があります。
そして、通常のラッピングとの大きな違いは、
贈るもの全体を包みこむのではなく、
あくまで主役である中身が見えるように包むところにあると思います。
(もちろん、お金などすべて包み隠すものもあるようですが。)
また、白色の和紙だけを使うのではなく、
さし色として鮮やかな紙をいれこむことにより、表情も豊かになります。
(そのさし色のことを「におい」というのだそうです。もうたまりません!)
ラッピングの割に中身は大したことがないだとか、
中身の貧相さをごまかすために派手なラッピングをする、
ということがしばしばあると思いますが、折形を用いた贈り物こそ、
中身にも外身にも大変心がこめられているのではないでしょうか。




植物のシートを、折形に使ってみようかなあと思います。
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